佐藤真監督のドキュメンタリー映画「阿賀に生きる」(1992)を観ました(福岡市総合図書館シネラにて)。世評の高いドキュメンタリー・新潟水俣病についての映画ですが、水俣病映画というよりは、むしろ小川伸介監督の「ニッポン国 古屋敷村」(1982)に似ています。ともに現地に住み込んで長期間土地の人たちと暮らしながら映画を撮ったところもそっくりです。「阿賀に生きる」では撮影チームが3年間、土地に住み込んで共同生活をしながら撮影したそうです。ところで佐藤真監督──若くして亡くなりましたが、じつは私の大学時代の同級生です。学生時代から映画や演劇にはまっていて、卒業が危ないというのでみんなでレポートの作成などお手伝いしたしたこともありました。これからという時期に亡くなったのは残念なことでした。


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