毎年、初詣にいく近所の鳥飼神社(鳥飼八幡宮)です。ここに、最近、コンクリート打ちっぱなしの現代美術館のようなモダーンな建物ができました。これがなんと「納骨堂」なんです。神社に納骨堂、初めて見る風景です。「地方消滅」で私の故郷などはお墓の管理組合が解散しました。地方のお墓を移していく、こういう時代になったのですね。批評家の若松英輔は、柳田國男の『先祖の話』を解説しながら「お墓は死者の居場所ではない。私たちが死者と出会う、待ち合わせ場所のようなものだ」と言っていました。なるほどなぁと想いました。


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