◆ムンクの「叫び」
ムンクの「叫び」ですが、この絵についてのBSのドキュメンタリー番組を見たら、病の発作で短期間に描いたというようなものではなく、じつに入念に計画して、いくつもの下書きがあって、十年近くかけて何度も描いていたとか、いろいろ驚くことがあった。また詳しく見ると船が2隻あったり、空の赤さは、じっさいにインドネシアであった大きな火山爆発の影響で、当時、世界中で夕焼けが異常に赤かったのも影響している、などと解説していた。ふうーん。
この「叫び」は、ノルウェイのオスロで描かれたのですが、じっさいに描かれたのはこの地点からの風景である、という場所が同定されていて、道端にそれを示す標もあるらしい。ふうーん。オスロと「ノルウェイの森」、行ってみたいですね。フィンランドやスウェーデンやデンマークは行ったことがありますが、ノルウェイには行ったことがありません。冬は寒いだろうけどね。

ところで、このムンクの「叫び」ですが、この人が叫んでるのではなくて、「世界」のほうが叫んでいるのですね。

また最初のデッサンでは海に向かって頭をかかえていたようですが、この作品にいたって、真正面を向いて、まっすぐにこちらを見つめるように、構図が変わったようです。このほうが、はるかに、怖い。


「叫び」

「叫び」

こちらは17年後に描かれた最期の「叫び」だという

こちらは17年後に描かれた最期の「叫び」だという

 

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