昨日は私の所属する共生社会学コースの大学院の夏季入試でしたが、受験生はたった二人。そのうち、われわれの共生社会学を志望した唯一の学生は、欠席だった。大騒ぎして入試問題作ったのに、ちょっと虚しい。
私が学生の頃、大学院入試は、けっこう難関だった。真剣に受験勉強や語学の準備をして備えた(何しろ、英語だけでなくフランス語もあった)。
大学院に進学すると、何か、次の新たな世界が開けてくるように感じていた。
その後、大学院重点化などと、各地で大学院の規模も定員も拡大したが、今では志望者や受験生を確保するのがたいへんだ。かつての夢は剥落してしまったのだろうか。でもそれは大学院に限ったことでなく、日本全体から、夢や将来への期待が、しぼんでいるのを感じる。
夢や期待が持ちにくい時代。身近で安全なところで小満足していく傾向。縮みながら老いて衰退していくのが日本の未来なのかなぁ。


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