1月30日、九州大学の授業をすべて終えた翌日、東京工業大学に行きました。おりからの雪が残っていて冬景色でした。ここ10年くらい、毎年一回、東京工業大学の社会工学専攻の学生たちに、社会学の話をしてきました。一字違いなんですが、社会学とは縁のない学生です。今年も20名くらいが受講してくれました。午後3時から6時までの授業なのですが、疲れているのでしょう、5名くらいは机につっぷして爆睡しています。ほかの学生たちは熱心にきいてくれました。時代の流れでしょうか、大学改革・学部学科再編の激流のなか、東工大でも社会工学は、学科じたいが、お取りつぶしになり、この授業もなくなるそうです。学長のリーダーシップを重視するとかで、大学は、どこもとんでもないことになっています。「社会」が「会社」になっていくようです。私も授業のさいごに「これは最後の授業でした」と、がらにもなく、つぶやいてしまいました。


東工大 (4)


東工大 (5)

 

 


東工大 (2)


 

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