大澤真幸さんの個人誌『Thinking O』12号「ピケティ『21世紀の資本』を越えて」読み終わりました。
今年になって、あれよあれよというまにベストセラーとなったトマ・ピケティの『21世紀の資本』。格差社会の原因が解明されているらしくて・・・購入はしたけど分厚くてまだ読んでいない・・私もそうだけれど、そういう人むけの超入門の解説。プラスされて経済学者の小野善康さんと、この本の長所と弱点のじっくり検討、さらに「格差の原因はそれではない」と題された論文・・・読み始めるとあっというまに読まされますね。難しいとろもないではないけれど。一方で、アベノミクスがもてはやされる社会、他方でピケティがベストセラーになる社会。この両極の間に、私たちはいる。まさに、こういう私たちの現在を考えるうえで、とても深い示唆を与えてくれるものと思います。


大澤真幸ピケティ

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