From the monthly archives: "7月 2014"

夏のイベント、どれに行くか、わくわくしてきますね。毎年8月末に開催される富山県利賀村での演劇フェスティバル(鈴木忠志のSCOT)。今年もいよいよ演目が発表され予約受付が始まりました。私も初日に電話して、ずっとつながらず、ようやく40分後につながりました。しかしすでに宿泊のほうは近場が満室で、なかなかきびしいようですね。昨年は、会場から一山こえた別の集落にある民宿でしたから、行きも帰りもけっこう大変でした(しかしそのぶん絶美な山中の農家民宿でした)。今年はもっと近くをと思っていたのですが、一人だと民宿の相部屋らしいです。まぁ仕方ないか。
ところで利賀村、ここには全国各地からたくさんの人が集まりますが、どこから行っても遠い。なかなかたいへんな山深い山中です。昨年は名古屋からバス4時間以上かけて行きました。今年は富山から入ろうかと思っています。



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 今年の5月に福岡ユネスコ協会で講演してもらった四方田犬彦さんの旧著『白土三平論』(ちくま文庫)、大冊ですが、ようやく読み終わりました。白土三平といっても今の若者で知る人はほとんどいないでしょう。でも白土三平の『忍者武芸帳』や『カムイ伝』『カムイ外伝』など、ほんのちょこちょことつまみ食い的にしか読んでこなかった私としては、はじめて白土三平の全貌に触れたような感じです。白土三平は、よく「唯物史観にもとづいた忍者漫画」などと言われますが、そんな図式的な薄っぺらなものでなく、もっと奥行きのある波瀾万丈のドラマなんですね。でも、忍者はどこから来たのか、忍者がなぜあらわれるのか。忍者が「抜け忍」となって、忍者から追われるのはなぜなのか。そのあたりになると、差別と非差別、体制と反体制、反体制の中のさらなる争い、などとなって、あぁ、これはたしかに1960年代の時代状況にあった大人気マンガだったのだなぁ、と納得しました。表にでてこない反体制の忍者という存在に、ある意味、ゲリラのような、社会に対抗する少数者あるいは「革命者・工作者」のイメージが重ね合わされて、しかもそういう忍者への肯定的な感情移入が可能だった時代のものなのだなぁ、とあらためて感じました。忍者は、いまだったら「テロリスト」として一蹴されてしまうでしょう。とんでもない「反社会的存在」としてレッテルを貼られて、カムイのようなヒーローになりにくいのではないでしょうか。でも、わずか30数年前には大ヒーローだったのです。その忍者が、いまや正反対のテロリストとして読まれてしまう。しかし……ということはあと30数年すると、ふたたび価値転換、イメージ転換がおこって、カムイのようなヒーローが再登場してくることもありうるかもしれない。マルクスだっていま読み直されはじめているし……そういうことも考えさせられました。



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春学期は終わりかけていますが、逆に、調査や研究プロジェクトはこれから発足したり、動きだします。
授業の中から育ってきた学生たちとともに「若者目線で考える少子化や地元づくり」を考えています。それがふくらんで、福岡県柳川市とコラボレーションして「柳川市定住促進若者会議」の議論のたたき台プランを学生たちと一緒に作ることになりました。その立ち上げもかねて、学生の中心人物・中村くんのシェアハウスで、関係者が一堂に会しました。今年の夏はちょっとすごいことになりそうだ。

そしてパーティの後の2次会へ。柳川出身の学生たちや柳川市の職員の方々、今回のプロジェクトに参加する学生さんたちとの2次会。柳川出身者は地元愛が強いですね。みんな真剣に柳川の将来を考えています。


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柳川出身者

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留学生の帰国が迫ってきました。7月末には帰国する留学生たちの、最終報告会のリハーサルをしています。私は今期、二人の短期留学生の研究指導を受け持っています。ひとりは中国、もうひとりはドイツ・ミュンヘンからです。ふたりとも優秀、日本人よりはるかにガッツがあって、フィールドワークにも積極的に取り組んでいます。留学生であることのアドバンテージなのか、ドイツから来たニナは、なんと、この3ヶ月間に、アビスパ福岡の社長とソフトバンク・ホークスの社長とのインタビューが実現。これって、日本人だとありえないのではないでしょうか。恵まれたことです。



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ゴジラ関連のTV番組を見ています。今回は、「音で怪獣を描いた男~ゴジラVS伊福部昭~」(NHK BSプレミアム)を見ました。
あの印象的なゴジラのテーマ音楽を作曲した伊福部さん、もとは鳥取の神官の家系なんですね。明治維新で神官の仕事を剥奪されて、北海道・釧路に流れていったとか。戦時には苦労して、軍の兵器開発で被爆して、それだけに「ゴジラ」にふくまれている反戦・反核のメッセージに強く共鳴して、ゴジラの音楽を必死で作曲したとか。なるほど、だからこそ、第一作目には魂が込められているわけだ。私の記憶は、キングギドラあたりからなんですが、あのあたりになると、怪獣対怪獣のW杯トーナメント戦みたいになっちゃってるからなぁ。



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録画しておいた「ゴジラの大逆襲〜お前は何者なのか」(NHK BSプレミアム)を見ました。
ゴジラ、誕生から60年だそうです。いろいろなことを考えさせる映画なんですね。
以前から、今年の後期の授業、1年生向けの社会学入門で、日本を考える素材として、いくつかの映画のエッセンスを上映しようと考えていました。その中の有力候補が、座頭市やゴジラ(白黒の第一作)などなんです。これを見て、よし、ゴジラをやろうと思いました。加藤典洋さんの『さようならゴジラたち』も参照しながら授業を組み立てたいと思います。「戦後日本」を考える良い映画だと思います。



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きょうの深夜(というか明日の明け方)は、博多祇園山笠の最終日「追山」、そして、フランス革命記念日、パリ祭でしたね。この時期、何かが起こりそうな季節なのでしょうか。
ところで、この山笠。明治期に、電線のせいで、従来のような山が動かせなくなり、動かさない「飾り山」と舁きまわる「舁き山」への分化が起こったのだそうです。福岡市博物館の写真をみると、明治期の「山」は、ちょっと凄いですね。博多の民衆のエネルギーがあふれかえっています。


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昆虫標本異聞
九州大学中央図書館の展示スペースに「烏山邦夫氏寄贈の昆虫標本」が展示されていました。
思わず「鳩山邦夫」さんから昆虫標本が寄贈されたのか、と思ってしまった。あの邦夫さん、有名なチョウチョのコレクターですからね。
でも、良くみると、「烏山」さんで、長崎の田平カトリック教会の神父さんらしい。長年かけてコレクションした珍しい標本をまとめて九州大学に寄贈したんですね。もともと九州大学は昆虫学でも有名です。最近では、不思議な形をした「ツノゼミ」の研究者がいるはずです。
昔は、私もよく昆虫採集をしたものです。でも、今でもよく覚えているのですが、小学校の同級生で、夏休みの課題で見事な蝶の標本を作ってきたのがいました。すごいなぁ、きれいだなぁ、とは思ったけれど、自分が作りたいとは思わなかった。
自然の中での「採集」が好きな人と、採集したあとの「標本づくり」(やその後にじっくりと調べたり比較したりすること)が好きな人とがいるんですね。養老孟司さんなどは、両方好きなようですが、どちらかと言えば、標本づくりのほうが楽しそうですもんね。私は、やっぱり「昆虫学」には向いてなかったんでしょうね。


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図書館異聞。
土曜日の図書館、期末試験が近いからなのか、ずいぶんと学生で混雑している。それは良いことだが、さてさて騒がしい。どうやらリーディングルームが模様替えされてから、静かに読書する空間ではなく、学生たちが発表したりディスカッションしたりする場になっているようなのだ。ふうーん、図書館はたんに本を読む場所ではなくて、友だちとだべったり、ディスカッションしたり、ゼミ報告の企画をともに練ったりする居場所空間になったのか、それが大学図書館の新しいトレンドなのか・・・。まぁ、多少の疑問なしとはしないが、図書館に学生が集まってくるのは、その反対よりはずっといい。
さて、さらにリーディングルームの奥のほうにいくと、しずかに読んでいる人も多い。でも、よく見ると、公務員試験勉強やら、司法試験勉強やら、何らかの試験勉強をしている人が大多数ですね。ううーむ、図書館の中の静かな場所は、受験勉強空間化しているのか(でも、まぁ、これは何十年も前から、そうだったよなぁ)。


九州大学図書館

梅雨の日曜日
山笠も終盤、梅雨空も本番ですね。梅雨時って、体も気分も重たいですね。ごろごろしていてもどんどん沈んで行くようなので、夕方、公園に出かけると……いろんなものが見つかります。まず、カメ。この時期、産卵期なんでしょうか。カメが陸にあがってきて、のそのそしていますね。けっこういたるところで見かけますよ。
ついで、セミ。朝にはクマゼミが鳴き始めています。夕方はジーッという梅雨のような声で鳴いているセミがいます。見つけにくいですが「ニイニイゼミ」でしょう。ようやくその姿をキャッチしました。
そしてキノコです。梅雨時にもこもこ生えてきて、あっというまに大きくなって、あっというまにしぼんでいきます。面白いですね。


 

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