録りおいてあった音楽番組「吉田兄弟ニューヨーク三味線勝負」(NHKハイビジョンスペシャル)を見ました。吉田兄弟、三味線界では有名な若手奏者なんですね。最初は、ふたりの若者の三味線の超絶技巧と若々しい迫力に、おおおっと引き込まれました。でも、やがて、ニューヨークに武者修行にでて、むこうのミュージシャンとの交流、アウェーでのセッション、ライブハウスではオリジナル曲の演奏・・・になってくると、むむむ、なんだかなぁ。「津軽じょんがら節」に漂っていたブルージーで土俗的な強さや深さがだんだん抜けていって、ごくふつうのスタジオ・ミュージシャンみたいになっていくのが、ちょっと残念でしたね。


吉田兄弟


 

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