先日の老健事業報告会をオンラインで聴いていただいた方から、たいへん、うれしいご感想をいただきました。


  • ──この報告会に参加しましたが、大変興味ある報告に出会いました。九州大学の安立清史教授の有償ボランテイアに関する研究です。ハンナ・アーレントの「人間の条件」──人間には「労働・仕事・活動」の3レベルがある。「仕事」には自己実現や「生きがい」がある。ところが現代のグローバル資本主義の世界ではすべてが「労働」になっていく。「労働」だけになっていく世界に対して「仕事」(生きがい、やりがい、たすけあい)を回復していくには、どうしたらよいか?「労働」だけでなく、「仕事」や「活動」を回復していくためのひとつの方法が「有償ボランテイア」の中にあるのではないか。というものでした。
    いかがでしょうか、私はこの報告を聞いて救いのようなものを感じました。助け合い活動への参加をお願いして多くの説明会をしてきましたが、みなさまの心に届くものが見つかりませんでした。これからは、これをたよりに有償ボランテイアをお勧めしていきたいと思っています。──
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