クリュイタンス(指揮者)とバンホーテン(ココア)
私にとって小学生の頃から親しんだクラシックの指揮者の名前に「アンドレ・クリュイタンス」がある。ビゼーのカルメンとかアルルの女とかのCDは、いまでも入手可能なはずの名演だ。彼はベルギー人だったようだ。一昨年、ベルギーからの短期留学生ピーター・クリュイタンスくんの指導を引き受けた時にまっさきに出てきたのが「アンドレ・クリュイタンスを知っているか」だった。国民的大指揮者としてベルギー人だったら誰でも知っているのかと思ったら、そんなことはまったくなくて、日本でのほうが知名度は高いのかもしれない。そのクリュイタンスくん、日本および福岡が大いに気に入って大学を卒業してすぐに福岡に舞い戻ってきた。こんどは大学院生として博多山笠を研究したいという。おまけに指導教員は、これまたベルギー人初(?)の九州大学教員ヴァン・フーテム先生だ。このヴァン・フーテム先生、どこかで聞いた懐かしい響きがあるぞ、と思っていたら思い出した。昔のココアに「バンホーテン」というのがあったではないか。あの「バンホーテン」はもしかしたら日本読みで、ほんとうは「ヴァン・フーテム」だったのではないか、先生のご親族かもしれないな、というのが私の仮説なのだが、まだヴァン・フーテム先生には確かめていない。いつかおりをみて、聞いてみよう。でも、あれ、ココアだったかな、コーヒーだったかな・・・。
◆追伸、学生の鶴井愛子さんが調べてくれたところによるとココアの「バンホーテン」はオランダの会社だそうです。ふうーん。ベルギーとオランダ。近いからなぁ。ベルギーも南はフランス語圏、北はドイツ語とかオランダ語になるのかぁ。ちなみにヴァン・フーテム先生は、北のほうのゲント出身だそうです。

 


バンホーテンはココアの歴史、だそうです。

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