今学期の授業がおわり、入試の季節が始まりました。まず第一弾は大学院修士課程の入試でした。
このところ不況の影響でしょうか。顕著に大学院をめざす人が減りました。激減といっていいです。九州大学の学部卒で受験してくるのは珍しいほどです。増えてるのは外国(それも中国)からの留学生だけ。日本人全体が縮こまっていますね。
かつて、私たちの学生時代、あの時代のほうが経済的には貧しかったはずですが、あのころは、みんな意気軒昂として大学院を目指しました。当時は大学院浪人なんてのも普通にありました。文学部からだと、とくに社会学とか仏文とか、倍率も高かったですしね。みんな熱心に真剣に大学院をめざしていました。あの頃と今では、いったい何が変わったのでしょうか。
全体として、若い世代には、いまで満足、現状維持というか、「いま以上のもの」を求めるエネルギーが衰微しているように感じるのは、やっぱり、こちらが年取ったからなのでしょうか・・・


入試

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