同じく「黒田如水隠居地(三ノ丸御鷹屋敷)跡」の、こちらは岐阜県根尾谷からやってきた「薄墨桜」です。こちらもはや満開です。岐阜の薄墨桜、なんども枯死しかかったところを、若木の根接ぎなどで復活・再生して有名になりました。小林秀雄など多くの文学者が見に行っていますね。かつて名古屋で学会があったとき、はるばる単線のローカル線に乗って訪ねたことがありますが、遠かったですね。時期的に3月にはまだ咲いてなくて、その見事な枝ぶりを実見しただけでしたが、いつか、満開を見たいものです。ところで、この桜、散りぎわには特異の淡い墨色になる、と言うので有名なのですが、福岡の薄墨桜は、毎年観察していますが、そのような色の変化は、見られません。根尾谷では、深い谷間ゆえの微妙な光が、そういう変化を見せるのでしょうか。


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