月曜日の授業は昨日にて終了。いちおう「まとめ」の回として何か言わなくては・・・でも「答えはない、というのが答え」であるかのような現在の状況ですからね。
安易な解決、安直な正解を求めてはいけないのだと思います。でも、学生たちは、どうしても「正しい答え」を求めてくる。「それがどういう役に立つんですか」と問いかけてきます。そう言いたい気持ちも分かるんですが、そう問いかけられると、がくんと脱臼させられるような感じがありますね。まぁ、気を取り直してやっていきましょう。
先週の「ゴジラ」の授業では、「ゴジラ」は何の象徴なのか、外敵なのか、戦争なのか、アメリカ軍なのか、と問いかけて、どれでもなく、内側から私たちに倫理的な戦いを挑んでくる存在(戦争の死者たち)であるという説を紹介しました(加藤典洋さんの説)。さて、私たちの隣にいて、私たちに内側から戦いを挑んでくる存在、というと、テロだけでなく、いろんな問題が、すべて、そう見えてきますね。


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