200人超受講の1年生向け「社会学入門」も一ヶ月がすぎました。4回の講義のうち「千と千尋の神隠しの社会学」で3回やりました。が、まだ話したりません。この講義、もう5年くらいやっているのですが、毎年、新しい発見があって、つぎつぎ膨らんでいくのです。今回は、選挙中とあって「選挙と投票」について考えさせるシーンが「千と千尋の神隠し」の中に埋め込まれている、という話をしました。なるほどびっくりそのとおり、という感想と、牽強付会だ、という意見に分かれましたが、考えるヒントになればと思います。講義では、千尋は君たちだ、いや私たちだ、千尋の直面した問題は、私たちの問題だ、という趣旨で話してきたので、いろいろと考えてもらえる機会になったのではないかと思います。


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