福岡市のシネラで香港映画特集をしているので立て続けに1960年代からの香港映画を観ています。「梁山泊と祝英台」(1963)、「北京オペラブルース」(1986)、「大酔侠」(1966)など、どれも素晴らしいすね。京劇の裏返しで、劇中劇の趣もあって、男装の麗人の大活躍。これはほとんど宝塚の世界ですね。同時期、中国本土は文革がはじまって大混乱になります。香港はブルース・リーも現れて、まるでアジアのハリウッドのような隆盛だったんですね。ブルース・リーの映画のカメラマンが日本人だったというのも初めて知りました。やがて香港は英国から中国に返還されて、その中国が香港を呑み込んでいって……残念なことです。


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