バリ島から一年、巨大マンタとの遭遇
昨年の10月には、アジア太平洋アクティブ・エイジング会議で、インドネシア・バリ島にいました。会議の最中、震度6の地震があり、ホテルの天井からぱらぱらと破片が落ちてきたのを覚えています。会議はパニックに陥り、みんなホテル外に避難しました。ちょうどオックスフォード大学の先生が興味深い報告をしていたところだったのですが・・・おかげで話の内容はすっとんでしまいました。
さて、会議の休日に、スノーケリング・ツアーに参加してみました。これはダイビングのコースに、同船させてもらって、ダイバーたちが潜る海をスノーケリングするツアーでしたが、通常のスノーケリングと異なり、けっこう深い海をスノーケリングするのでした。また、バリ島ではなく、ちかくの「ヌサ・ペニダ」(ヌサは島の意味です)まで高速艇で突っ走って、そこからダイブインするのでした。小さな高速艇は波に揺られて、初心者たちは船酔いしていました。ついた先のダイビングポイントで、先行していたダイバーたちが「いるぞ」というのでみんな一気に海に入ったのですが、いました。巨大なマンタがたくさんいました。なかには、ダイバーには有名な、ブラック・マンタもいました。しかも、近くまで寄ってきます。すごい。しかし、寒い。赤道直下の海なのですが、海底深くからわき上がってくる深海流が、マンタのえさとなるプランクトンを発生させるのだそうで、マンタが集まるのは、こうした深くから水がわきあがってくるような、したがって、冷たい海なのでした。5分に入っていられないような冷たさ(それでも20度くらいでしょうか)なので、短時間、マンタと遭遇できただけでした。船にあがると、みんなぶるぶると震えていました。(ダイバーに聞くと、同じく人気のマンボウも9月にくるそうですが、やはり深くて寒い海にでるそうです)


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