藤原新也『たとえ明日世界が滅びようとも』
藤原新也の近著を読みました。
後半は、東北大震災被災地をめぐってのブログや報告ですが、前半に、いくつか心に残るエッセーがありました。
「白い道を旅するもの」に出てくるMさんは、九州大学社会学を卒業された人だと思います。『花音女』という藤原新也の写真集の表紙を飾ったのはもう何年前になるでしょうか。ちょうど私が留学にでる時期で、Mさんのことは知っていましたが、それ以上の接触はありませんでした。たしかO先生のもとで卒論を書いて卒業していったはずですが、どんな卒論を書いたのかも知りませんでした。それがこの藤原新也のエッセーによって、その後の消息を知ることになりました。どんな卒論を書いたのか、どんなところに就職して、どんな人と結婚して、どんな出産をしたのか・・・。なかなかの人生なんですね。いろいろと教えられました。
(ちなみに、この藤原新也のエッセー集の表紙は、Mさんとそのお子さんです)


藤原新也の新刊

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