夏の利賀村───SCOTサマーシーズン2014
今年もはるばる富山県の山奥、利賀村に行ってきました。
鈴木忠志さんの早稲田小劇場が利賀村に移って40年になるそうです。毎夏、この利賀村に全国、いや世界から満員の観客がやってくるのだから、すごいことです。
今年も、昨年以上に超満席でした。民宿に宿泊したのですが、大部屋に6名の雑魚寝状態。どこの民宿も満員なんですね。
さて、今年のハイライトは「トロイアの女」そして夜の野外劇場の出し物は「シラノ・ド・ベルジュラック」。
凄かったですね。素晴らしかったですね。演劇の醍醐味をこれほど深く感じさせてくれるところは他にありません。
利賀大山房での「トロイアの女」も迫力だったけれど、磯崎新設計のギリシアの野外劇場のような夜の野外劇場の爽快感、壮大感は喩えようもありません。
今年も野外劇場は雨に降られましたが超 満席ぎゅうぎゅう詰めの野外劇場は、みな最後まで息を呑んで見守っていました。
そして壮大な花火で終わり、舞台上で鏡開き。これも恒例ですね。そしてはるばる駆けつけた磯崎新さんや富山県知事らによる酒宴でした。
翌朝のシンポジウム(大澤真幸、水野和夫、白井聡)も充実した内容でしたね。大澤真幸さんの「シラノ・ド・ベルジュラック」解説には、おもわずおおっと唸りました。私は午後にもういちど「トロイアの女」を見て帰りましたが、余韻が残りましたね。



IMG_9875

IMG_9864


IMG_9888

IMG_9898

Share →