大澤真幸・小林康夫『「知の技法」入門』(河出書房新社)を読んでいて、突然おもいだしました。

ニーチェはスイスのバーゼル大学で教鞭をとり、また、後年にも、夏はスイスで過ごすことが多かったようです。
伝記によれば「病気の療養のために気候のよい土地を求めて、ニーチェは1889年まで・・・夏の多くはスイスのグラウビュンデン州サンモリッツ近郊の村ジルス・マリアで、冬はイタリアのジェノヴァ、ラパッロ、トリノ、あるいはフランスのニースといった都市で過ごした」とあります。
もう5年以上前のことになりますが、夏に、スイスのサンモリッツを訪ねたことがあります。スイスの有名な画家セガンティーニがその晩年をサンモリッツで過ごし、ここで没し、ここに「セガンティーニ美術館」があるからです。セガンティーニ美術館は、私の愛読書『ひとり旅の楽しみ』でとりわけ印象深く紹介されていたところで、ぜひ、いちど訪ねてみたかったからです。
さて、あわせてその郊外を逍遙していたとき、偶然ですが、ニーチェのサマーハウスに遭遇しました。
これがニーチェのサマーハウスです。
童話のように美しい小さな村の中にある、これまた童話的に美しい小さなサマーハウスです。


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