福岡ユネスコ文化セミナー「メディアは、いま機能しているのか?」(2017/01/29)は、大盛況でした。すごいメンバーでしたね。トップバッターは、元朝日新聞のアフロ記者、稲垣えみ子さん。ついで、TBSの「報道特集」を背負って立つ金平茂紀さん、琉球新報の元論説委員長で政府とばりばりやりあう前泊博盛さん、最後は、SNSやネットメディアの寵児、津田大介さん。アフロから始まり金髪で終わるという豪華なラインナップ、と評した参加者がいました。まさに、どの報告も、息もつかさぬ面白さとスリリングさがあって、5時間以上にもわたる長時間シンポジウムであるにも関わらず、ほとんど席を立つ人がいませんでした。こんなに面白かったシンポジウムも久しぶりではないかと思います。
 でも毎回のことですが、残念なことは、若い人や学生さんが、少ないことですね。じつに、じつに、もったいない。せっかく、こんなに良い学びの機会があるのに。パネラーもその点を、すこし残念がっていました。
 じつは、学生たちとの新年会でも、このシンポジウムのことを宣伝したのですが……予定が入っていて、アルバイトがあって……とかで、結局、中国と台湾からの留学生が2名参加してくれただけでした。
 メディアが機能しているかも大きな問題ですが、じつは、大学の教育のほうも「いま機能しているか?」と問いかけられているように思います。


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