元九州大学の同僚で、今、同志社大学の今里滋先生がバルセロナに来ておられるようです。
私はプラハからドレスデン、ベルリーンからライプツィヒに来たところです。
バルセロナといえば、4年ほどまえ、バルセロナに来て5日ほど滞在したあと、レンタカーをして、カタルーニャ地方を、フランス国境までドライブしたことがありました。
バルセロナからのドライブは、今、思い出してもたいへんでしたが、はじめと終わりが、とりわけ、超難易度が高いです。町からでて、高速道路に入るとたん、ぐるぐる回っているうちに、どっちの方向か分からなくなります。今のようにGPSがあれば別でしょうが、いちばん小さくて安いランクのレンタカーをしていた私は、もう、これで行き先を見失い、大慌てで大汗をかきました。そして、最後に、帰国直前、夕方のフライトで日本へ帰国するという時に、バルセローナ空港についてレンタカーをリターンするのもまた難易度が高いです。どこに返却するのか、返却する前にガソリンも入れなければ、フライトまであと何時間、などといろいろぐるぐる頭がめぐって、たいへんでした。いま思い出しても、よく、あんなことが、短時間にできたなと、思います。ふつうの人には、できないのではないかと、いまでも思います。
さて、スペインといったら、パラドールですが、バルセロナから2時間くらいで、すばらしいパラドール、カルドナがありました。
これは中世の修道院をパラドールに改造したもので、どんなガイドブックにも出ていると思いますが、すばらしいものでした。(私は高坂知英のひとり旅の楽しみシリーズで、はじめてこのパラドール、カルドナを知りました。)
私は、バルセローナから旅だった初日と、帰国前日の最終日と、二泊しましたが、忘れがたいですね。
近くには、ワーグナーが楽劇の舞台にした奇岩城(いま名前を失念)もありました。
遠くからはるかに見える要塞山のうえのカルドナですが、クルマでいくと、最後の坂道がきわめて難しくて、細くてくねくねした登り道で、難易度Dなんですね。ここをうまく乗り切って駐車場に入れないと、パラドールの入り口にたどり着けないのですが、大汗かいて、ぎりぎり駐車できたことを、いま、思い出してもよく出来たな、もういちどいってまたできるだろうかなどと考えると、また汗かいています。

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