朝、ゆっくりおきて、バウハウス博物館(ワイマールがバウハウス発祥の地なんです)をみて、ゲーテ終焉の家から,広大な公園を歩いてゲーテがファウスト等を書いたという夏の小家へ(広大な美しい公園の中の東屋で、こここは風が涼しくて最高だった)、そのあとシラーやゲーテの墓場、ゲーテの愛人?シュタイン夫人宅などをめぐってから、さて、いざ、フランクフルト空港への最後のドライブへ。ワイマールから300キロあって、ホテルの人は、まあ、2時間半でしょう、などというが、そういうかんたんなものではない。ドイツ人じゃないからね。また旧東ドイツだから、道路はいたるところ工事中、いきなり2車線の狭い道になったり、トラック隊が路を占領していたり、なかなかスリリングな行程なんです。でも、やっぱり、ドイツのアウトバーン、みんないきおいこんですさまじい速さ競争をしている。こういうの、怖いし、どうしても、すきになれないなぁ。いちばん右車線はトラック中心で100キロ以下くらい、ここにいると、トラックに挟まれてけっこう怖い。ここはトラックの世界なんだぞと言われているみたい。そこで、真ん中のレーンへ。ここが、普通車で120キロ以上。しかし120キロだと、全員に追い越される。いちばんの左車線は、まあ、みんな150キロ超、よく分からないけど200キロちかいのもいる、という世界。なんだ、なんだ、これは。これは、とんでもない速さの階級社会であって、まんなかを120キロで走っていても、おまえ、住む世界が違っているぞ、そこどこそこどけ、というはげしい攻撃を受けることになる。とてもアグレッシブな世界ですね。攻撃的なクルマばかりで、日本より、よほど危ないと思う。最近のドイツ車、どれも顔つきがきつい。とくにアウディの最新のモデルはどれも人相悪いと思う。はっきりいって、とてもすきなれない。後からアウディがきたら、すぐにどきます。ベンツも、昔みたいにおっとりしてないし。なんというか時勢なんだろうか。ドイツでは、ほとんどまったく、トヨタみない。ホンダまったくいない。レンタカーでかろうじて日産がすこし。ドイツ車ばかりの世界。
昔すんでいたアメリカでは、高速道路でもみんな110キロ以上は出さなかったぞ。いやはや、ドイツのアウトバーン、なんど走っても、こわくてこわくて、好きになれないなぁ。けっこう事故も多いのはむべなるかな。ライプチヒでレンタカーをしてから最初の3日間で、2度も、大渋滞にまきこまれました。みんな事故処理の渋滞でしたらね。アウトバーン、けっこう、事故おおいのです。さすがのドイツ人でも、アウトバーンは事故多いぞ。こんな荒い運転していたら、当然さ、と思うけれど。
さて、ワイマールを午後2時にでて、ゆっくりはしって(しばしばあおられながらも)、ベンツのレンタカーのGPS の高い能力のおかげて、無事、フランクフルト空港に300キロを、3時間半かかってつきました。ああ、やれやれ。これ、GPSなかったら、とうてい、この時間内でたどりつけなかったかも。もはや海外ドライブはGPSなしにはなりたたない時代なのだなあ。いつものことですが、最後の難関が、最後の給油とレンタカーのリターン場所なんだけど、ここでは、さいわい、すぐみつかって、よかった。(給油は40キロ前で給油してまったくオーケー、そんなに近くで給油しなくてもいいのだ)。エイビスにたどりつくと、ベンツの新車ということもあって、係が、前後左右から、じっくりじっくりチェックしていた。でも、今回は、こすっていないから、大丈夫。(昨年は、小さな車だったけど、いろいろこすってたから、高額な修理代を請求されて青ざめたっけ・・・。ドイツ人は几帳面にチェックします。)
というわけで、ようやく、フランクフルト空港のラウンジでこのメールを書いています。
なんとか、ぶじに空港にたどりつけてよかった・・・

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