『介護のドラマツルギー』について、note に解説を書いてみました。
(note の記事)https://note.com/kiyoshi_adachi/n/nbc447ef23b3d


弦書房のホームページからは目次をみたり、また「試し読み」も可能です。
(弦書房)https://genshobo.com/archives/13138


 

9月27日、天神の共創館での福岡ユネスコセミナーで、「宅老所よりあい」村瀨孝生さんのお話しのあと、彼との共著『介護のドラマツルギー/老いとぼけの世界』(弦書房)の解説のお話しをしました。多くの方々に来ていただき、様々なご質問もいただきました。ブックスキューブリックの大井実さんにも来ていただき、著書の販売とサイン会もおこないました。村瀨さんのお話しはいつものことながら面白いですね。


老いとぼけの自由な世界(村瀨孝生+安立清史)
9月27日の福岡ユネスコ協会の講演会、村瀨孝生さん講演会の「老いとぼけの自由な世界」に、『介護のドラマツルギー』共著者として登壇します。村瀨さんの話のあとで、『介護のドラマツルギー』について対談する予定です。


あれから10年、はやいものです。関西の研究チームの皆さんを案内して「よりあいの森」を訪問してからはや10年。「宅老所よりあい」とは何だろう、介護って何だろう、村瀨さんの話はなぜ面白いのだろう、なぜ深いのだろう……。そんな「宅老所よりあい」の謎と、村瀨孝生さんの謎という、ふたつの謎解きに取り組んできて、ようやくその一端が解けてきた、という手応えのようなものを感じたのがつい最近のことです。村瀨さんと2年半かけて対話してきて、ようやく出来上がった共著『介護のドラマツルギー/老いとぼけの世界』(弦書房)。でも出来上がって読み返すたびに、次から次へと新たな謎を発見しているところです。この発見が、私にとってはじつにスリリングで面白いのです。今週末のシンポジウムでは、そのことを村瀨さんと話し合いたいと思います。


大分県直入町の長湯温泉にいってきました。ここはラムネ温泉で有名なところ。炭酸泉で32度くらいのぬる湯で、ちいさな泡が全身についてきます。これが実に気持ちいい。しかもぬる湯だから延々とはいっていられます。でも露天風呂だから秋冬はちょっと寒いかも。ちょうど夏から秋へ切り替わっていく時だったので満喫できました。


大学1年生で同じフランス語のクラスになって以来の友人、野崎歓さんがNHK・Eテレの「100分de名著」に登場。サン=テグジュペリ『人間の大地』を解説されました。放送大学での彼の映画の授業も見たことがあるのですが全然違います。こちらは30分の間に、アニメ、朗読、野崎歓さんの解説、伊集院さんのコメントなどがコンパクトにバランスよく配分されているので、見やすく、分かりやすい。なるほど大学の授業とテレビ番組とは、こういうところが違うんだ。


「名画泥棒ルーベン・ブラント」
EUフィルム・ディズというイベントでハンガリーのアニメ「名画泥棒ルーベン・ブラント(Ruben Brandt, Collector)」(2018)という作品を観ました。名画の盗難と探偵の追跡の物語というあらすじですが、そこに本当の焦点はなく、シーク&ファインドの疾走感と飛翔や跳躍がこの映画の中心でしょう。いきなりの大画面と疾走する物語。これは凄い。ジブリの手書きの風景とはまったく違った現代的なテイストの映像と背景に魅入ってしまう。切り返しや場面転換の素早いアクション。超高性能の動態アニメというべきか。主人公のひとり「ミミ」の造形が興味深い。ジブリのような子どもが自己投入できるキャラクターではまったくないのに、とても魅力的。ハードボイルドな女性キャラクターですね。アニメといいつつ子ども向けではない大人むけのテイストをもった映画が可能だということ。しかもこれがハンガリーという国から出てきたいうことに、しばらく理解が追いつかない。


老人性アメイジング! 寿ぎと分解
「せたがや文化財団・生活工房」とい未知の団体をYouTubeで知りました。9月に出版される『介護のドラマツルギー』の共著者・村瀨孝生さんが、昨年に続いて今年も「老人性アメイジング」という摩訶不思議なイベントに出演されて、それがYouTube動画で配信されているからです。これは控えめに言って不思議なイベント、もっというと驚愕のシンポジウムの記録といって良いでしょう。何しろ、昨年は「老いとベートーベンと介護」、今年は「老いと分解とストラヴィンスキー」ですからね。村瀬さんが介護小噺をしたあと、伊藤亜沙さんや藤原辰史さんらと鼎談して、そのあと弦楽四重奏やピアノデュオの演奏がはいる、というのです。どうしてこんなイベントが可能になったんだろう。凄いことですね。これは世にも稀有なイベントだったのではないでしょうか。


「老いとぼけの自由な世界」村瀨孝生さんの福岡ユネスコ協会主催の講演会が開かれます
2年越しで取り組んできた共著書『介護のドラマツルギー』がもうすぐ出版されます。全国的に有名な介護施設「宅老所よりあい」代表の村瀨孝生さんと、社会学の安立清史とが、介護とは何か、介護にとって「ことば」とは何か、老いと認知症と介護のドラマについて、考えあい、論じあった本です。


村瀨孝生さんとの共著『介護のドラマツルギー』が出版されます
福岡の介護施設「宅老所よりあい」代表の村瀨孝生さんと2年越しで作ってきた共著『介護のドラマツルギー』(弦書房)がようやく完成のはこびとなりました。9月早々には出版の予定です。目次を見るとお分かりになると思いますが、かなり攻めています。ユニークで斬新で面白い本になっているのではないかと思います。9月後半からは二人でブックトークなど始める予定です。講演や研修、ブックトークなどを企画してみたいという方がいらっしゃればぜひご連絡ください。



昨日(7/10)は、福岡県ケアハウス協議会の研修で、在宅ホスピス医療のパイオニア、二ノ坂保喜先生とともにお話しさせていただきました。二ノ坂先生は「看取りをコミュニティで支える」というお話をされ、私はそれをうけて、「医療にとって言葉とは何か」「大切すぎて、大切にできないこと」「アメイジングの見つけ方」などいくつかのお話をしました。二ノ坂先生の具体的な事例紹介のあと、いきなり福祉社会学へと飛躍・跳躍しましたので、みなさんは少し戸惑われたかもしれませんが、私にとってはとても有意義な対話でした。


今年は私が企画して2回ほど講演・研修会を計画しています。7月10日には在宅ホスピス医療のレジェンド、二ノ坂保喜先生の講演と私との対談です。準備のために二ノ坂先生の本をまとめて読んでいるところです。『在宅ホスピス物語』などを読むとさまざまなことを考えさせられますね。直接、お話をうかがえるのが楽しみです。
なお9月27日には福岡ユネスコ協会の主催で村瀨孝生さんの講演があります。この講演に間に合うように、私と村瀬さんとの2年越しの共著『介護のドラマツルギー』(仮題)も弦書房から出版される予定です。さらに11月には村瀬さんと私とのブックトークも計画されています。


日本NPO学会大会(関西学院大学)で報告するため、久しぶりに神戸へ。30年以上(震災前から)つきあいのあるCS神戸(認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸)・理事長の中村順子さんにお会いしてきました。最近のCS神戸の事業展開をうかがうとすごいです。あいかわらずパワフル、あいかわらずアイデアに溢れ、おまけに即座の実行力あり。すごいなぁ。事務局次長の山村さんも同席して補足説明してくれました。CS神戸はスタッフにもめぐまれ、これからもますます発展していきそうですね。


日本NPO学会大会で報告しました。大会初日の朝イチ、しかも大雨の降る中でしたが意外にも多くの人に聞いていただけました。「官」や「私」に呑み込まれない「公」は可能なのか?という企画パネルで、私は「官と民からいかにして公共が可能か─レスター・サラモンの「第三者による政府」理論の再検討」を報告しました。いまだにレスター・サラモンなのかなどという声もあったかに聞きますが、いやいや、そうではありません。理論の力というのはブームが去ったあと、主唱者が亡くなったあとに本当に真価が問われるものだと思います。私は紹介ではなく、理論をさらに発展させるために、サラモンの言わなかったことまで考えようとしました。サラモンのその先を構想する──それこそ学会の本当のあり方ではないでしょうか。


あすから久しぶり(おそらく10年ぶり)に神戸へ。関西学院大学で開催される日本NPO学会の「企画パネル/「官」や「私」に呑み込まれない「公」は可能なのか?」の討論者として招聘されましたので。なんだか大仰なタイトルですね。私の報告は「官と民からいかにして公共が可能か─レスター・サラモンの「第三者による政府」理論の再検討」というこれまた大仰なものになってしまいました。


福岡市総合図書館シネラで「ジョージア(旧称グルジア)映画祭」が開催されており、かねてより観たかったギオルギ・シェンゲラヤ監督の映画「ピロスマニ」(1969)を観ることができました。おまけに岩波ホール時代に出会ってからずっと担当してきたというはらだたけひろさんの映画と同じくらい長尺の話とともに。この映画とりわけ前半部がすごいです。シュールでありながら、まるで柳田國男の語る近代のはじまる直前の物語のようです。椎葉村や遠野郷もかつては、このようだったのではないかと思わせるような、めくるめく神話的な世界。美智子さんがお忍びで観にこられたというのもなるほどと納得です。


福祉社会学会の機関誌『福祉社会学研究』22号で、拙著『福祉社会学の思考』(弦書房、2025)が書評されました。評者は東京大学文学部社会学研究室の米澤旦准教授です。なんと40年前、私が大学院生の頃に執筆した論文のことまで参照されて論評されています。うれしいことです。


 

 

日本NPO学会大会(6月14-15日、関西学院大学)の「企画パネル/「官」や「私」に呑み込まれない「公」は可能なのか?-NPOと社会的排除・包摂」に討論者として招聘されましたので6月14日に登壇します。私の発表は「官と民からいかにして公共が可能か──レスター・サラモンの「第三者による政府」理論の再検討」となる予定です。久しぶりの日本NPO学会、久しぶりの神戸、楽しみです。