From the monthly archives: "10月 2012"

異次元空間への入り口
京都・伏見稲荷神社に行った。ここは外人さんにも大人気の異次元スポット。たしかに、奥千本という奉納鳥居の郡立はちょっとみものだ(千本どころか万本あるという)。みんなふらふらと吸い込まれるようにこの異次元空間をくぐってゆく。赤というよりオレンジ色であって、やはり非日常的な色彩だ。そこを支配しているのは狐さんであって人間ではない。しかも急な坂を上るようにして万以上もあるというオレンジ色の鳥居をくぐっていく。これは脱日常へむけた、自己をむなしゅうしていく修行でもあるのか・・・そんなことはないか。稲荷は異次元空間へ入っていく門なんだが、たどり着いた先は、商売繁盛・入試合格といったこれはまたきわめてというか、あまりに現世的なナマの利益願望なんだから。修行を通じて現世を超越するのでなく、かえってどぎついまでの現世利益にまみれた自分を発見する。これもまた、修行、なのかな。


「きつねちゃん」と「すっぽん堂」
いなり寿司といったら伏見稲荷なのか。参道を歩くと、あるわあるわ。なかでも「きつねちゃん」とか「すっぽん堂」とか、店名がおもしろい。これほど真正直に、本質だけを伝える店名というのも、珍しいのではないか。ふつう、ここまで真正面から言わないよなぁ。いやはや関西の方々の正直さには参りました。


京都に行くと楽しみなのが、漬け物。なんで京都の漬物は、おいしいのだろうか。わが家がひいきなのは、錦の「打田」。茄子、おいしい。


京都の錦市場は、もう秋の味覚の世界。「松茸、有マス」。丹波の松茸は、一本15000円。こういうのが流通するのも京都。料亭なんかでは、いくらくらいになるのか。最近は、錦でも「松茸たきこみご飯」をメニューにだしています。3千円なり。これ、食べたかった・・・。


京都での超高齢社会シンポジウム
京都女子大学で開催された「近未来・超高齢化する都市部の生活セーフティネット」に参加してきました。当日は、京都女子大学学生だけでなく、地域の人たち、京都市役所の方々、そして京都市長の門川大作さんまで聞きにきていただきました。北九州市立大学の楢原先生が綿密な公営住宅のフィールドワーク結果をもとに、地域の自治会の重要さを論じられ、京都女子大学の山田先生が地域のひきこもり高齢者へのねばりづよい働きかけの実践を報告されました。私は、高齢社会を危機と考えすぎ「上から目線で将来を憂う」モードに染まりがちになりがちなことの問題点を指摘し、これまでの地域の自治会組織だけでなく、女性・若者なども参加できるNPOや、市民団体など、単層でない「重層的な地域のつながり」こそが超高齢社会を支える鍵になるのではないかと論じました。シンポジウムの後、京都市長も議論に加わっていただき、たいへん有意義なシンポジウムになったと思います。


京都に行ってきました(京都女子大学でのシンポジウムで話してきました)。
朝の散歩の途中、京都・錦市場の野菜やさんで見つけました。こんなかわいい「カボチャ」。もうハロウィーンも近いようです。


九州大学 ホームカミングデー&アラムナイフェス

 ”分野と世代を超えた、九大人のつどい”
 当日のご参加も歓迎いたしますので、
 在学生・卒業生・教員・地域の皆様お気軽に遊びにきてください!

 本年は、九州大学が卒業生・修了生を対象に行っていましたホームカ
ミングデーと昨年発足し、全学を対象とした卒業生・修了生、教職員、
在学生の親睦、情報交流の活性化を目的として開催しました福岡同窓会
の九大アラムナイフェスを合同開催し、相互の連携を深め、今後の九州
大学の発展に寄与することを目指します。

・日 時:平成24年10月20日(土) 10:30~16:00
・場 所:箱崎キャンパス (福岡市東区箱崎6-10-1)
・対 象:卒業生、在学生、教職員、一般市民
・参加費:500円(会場環境整理・交歓会参加費)
・詳細はこちら
◇ホームカミングデーホームページ
http://www.kyushu-u.ac.jp/event/home_coming_day/
◇Facebook(「九大アラムナイ:九州大学福岡同窓会」で検索)
http://www.facebook.com/


梅棹忠夫の『知的生産の技術』
とうとうこういう時代になったのだ。
きょう、社会調査実習に関する授業の中で、私にとってはサプライズがあった。
梅棹忠夫の『知的生産の技術』(岩波新書)の紹介をしたら、誰ひとり、読んだことのある学生がいなかった。大学院生のティーチング・アシスタントですら、読んだことも聞いたこともないという。
があーん。そういう時代になったのかなぁ。そういえば、村上春樹も、みんな、読んだことがないと言っていたし。
でもなぁ、35年くらい前、私が高校生だった頃は、みんな高校生で、この本は読んでいたぞ・・・てなことを言っても、まったくの「おじさん言説」になってしまう今日このごろ、秋の夕暮れであった。
さて、この流れは、どこまでいくのか。