異次元空間への入り口
京都・伏見稲荷神社に行った。ここは外人さんにも大人気の異次元スポット。たしかに、奥千本という奉納鳥居の郡立はちょっとみものだ(千本どころか万本あるという)。みんなふらふらと吸い込まれるようにこの異次元空間をくぐってゆく。赤というよりオレンジ色であって、やはり非日常的な色彩だ。そこを支配しているのは狐さんであって人間ではない。しかも急な坂を上るようにして万以上もあるというオレンジ色の鳥居をくぐっていく。これは脱日常へむけた、自己をむなしゅうしていく修行でもあるのか・・・そんなことはないか。稲荷は異次元空間へ入っていく門なんだが、たどり着いた先は、商売繁盛・入試合格といったこれはまたきわめてというか、あまりに現世的なナマの利益願望なんだから。修行を通じて現世を超越するのでなく、かえってどぎついまでの現世利益にまみれた自分を発見する。これもまた、修行、なのかな。
京都での超高齢社会シンポジウム
京都での超高齢社会シンポジウム
京都女子大学で開催された「近未来・超高齢化する都市部の生活セーフティネット」に参加してきました。当日は、京都女子大学学生だけでなく、地域の人たち、京都市役所の方々、そして京都市長の門川大作さんまで聞きにきていただきました。北九州市立大学の楢原先生が綿密な公営住宅のフィールドワーク結果をもとに、地域の自治会の重要さを論じられ、京都女子大学の山田先生が地域のひきこもり高齢者へのねばりづよい働きかけの実践を報告されました。私は、高齢社会を危機と考えすぎ「上から目線で将来を憂う」モードに染まりがちになりがちなことの問題点を指摘し、これまでの地域の自治会組織だけでなく、女性・若者なども参加できるNPOや、市民団体など、単層でない「重層的な地域のつながり」こそが超高齢社会を支える鍵になるのではないかと論じました。シンポジウムの後、京都市長も議論に加わっていただき、たいへん有意義なシンポジウムになったと思います。
九州大学 ホームカミングデー&アラムナイフェス
九州大学 ホームカミングデー&アラムナイフェス
”分野と世代を超えた、九大人のつどい”
当日のご参加も歓迎いたしますので、
在学生・卒業生・教員・地域の皆様お気軽に遊びにきてください!
本年は、九州大学が卒業生・
ミングデーと昨年発足し、全学を対象とした卒業生・修了生、
在学生の親睦、
の九大アラムナイフェスを合同開催し、相互の連携を深め、
大学の発展に寄与することを目指します。
・日 時:平成24年10月20日(土) 10:30~16:00
・場 所:箱崎キャンパス (福岡市東区箱崎6-10-1)
・対 象:卒業生、在学生、教職員、一般市民
・参加費:500円(会場環境整理・交歓会参加費)
・詳細はこちら
◇ホームカミングデーホームページ
http://www.kyushu-u.ac.jp/
◇Facebook(「九大アラムナイ:九州大学福岡同窓会」
http://www.facebook.com/
梅棹忠夫の『知的生産の技術』
梅棹忠夫の『知的生産の技術』
とうとうこういう時代になったのだ。
きょう、社会調査実習に関する授業の中で、私にとってはサプライズがあった。
梅棹忠夫の『知的生産の技術』(岩波新書)の紹介をしたら、誰ひとり、読んだことのある学生がいなかった。大学院生のティーチング・アシスタントですら、読んだことも聞いたこともないという。
があーん。そういう時代になったのかなぁ。そういえば、村上春樹も、みんな、読んだことがないと言っていたし。
でもなぁ、35年くらい前、私が高校生だった頃は、みんな高校生で、この本は読んでいたぞ・・・てなことを言っても、まったくの「おじさん言説」になってしまう今日このごろ、秋の夕暮れであった。
さて、この流れは、どこまでいくのか。
インフォメーション
安立清史(「超高齢社会研究所」代表、九州大学名誉教授)のホームページとブログです──新著『福祉の起原』(弦書房)が出版されました。これまで『超高齢社会の乗り越え方』、『21世紀の《想像の共同体》─ボランティアの原理 非営利の可能性』、『ボランティアと有償ボランティア』(弦書房)、『福祉NPOの社会学』(東京大学出版会)などの著書があります。「超高齢社会研究所」代表をつとめています。https://aging-society.jp/ 参照

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